Interview: 小野さん

【小野良太】人工知能(AI)を通して世界を便利にする

3月18日・インタビュー

こんにちは!エンジェルと申します。奥多摩日本語学校の留学生です。テクノロジーが社会をどう変革していくかに興味があります。

技術の急激な進化により、私はAIに興味を持ち始めました。 他の人はAIについてどう思っているのでしょうか。今回はAI TOKYO LAB株式会社のAIアーキテクトとして働く小野良太さんにお話を伺いました。この記事では小野良太さんとのインタビューについてまとめました。

プロフィール:小野良太(おの りょうた)

小野良太さんは北海道大学博士号取得 (情報科学)。留学中北海道大学の川村教授らとAIベンチャーを設立しました。最適化問題、マルチエージェントシミュレーション、情報推薦、観光情報について研究しています。2019年3月より代表取締役社長に就任。

AI TOKYO LABのチーフAIアーキテクト

—– どのようにAIの仕事をし始めましたか。

そうですね。元々社会に近い仕事に結構近い研究をずっとしていました。私の研究室の先生がたは割とビジネスにも興味があって、在学中にもそういう、仕事に近いような研究っていうのをやることが多かったです。今のそのAI TOKYO LABっていう会社も実は、研究室の先生の川村先生が設立した会社なんです。私は川村先生の教え子だったから、会社でそういう仕事をしたいっていう思いもあり。そのつながりもあったから、大学の先生になるよりは、こういう仕事をし出しました。

—– チーフAIアーキテクトはどんな仕事ですか。

アーキテクトっていうのは、日本語で設計者。そのAI自体を開発する人、エンジニアって言いますけれど、エンジニアの、作るっていうのよりは、その作り方っていうことを、どうやって作ったらいいんだろうっていう、作り方をデザインするのが私の仕事です。

「自身のAIノウハウをより現場に近いところで活かしたい」

—– ウェブサイトの小野さんのプロファイルを読みました。「自身のAIノウハウをより現場に近いところで活かしたい」と言っています。それはどうしてですか。

その、大学の先生でやるっていうのはその現場、ようは社会にあまり近くないところで勉強としてやっていくって話なんですけど。それよりは、こういう会社とか、みんな仕事している中で、研究をしてきた知識を使うほうが、もうちょっと直接世の中に役に立てるんじゃないかなっていうのが、私の思いとしてあったことが理由です。

—–  AIの可能性は広いと思いますが、AI TOKYO LABはどうして「店舗」にフォーカスしていますか。

店舗ってすごい人々の生活に近いじゃないですか。お店使わない人っていないと思うんです。生活していく上でってなると、多分世界中の人はみんな、店を使って生きている。それは絶対生活に必要なものですよね。なのでそれをAIでサポートするってことは、すごい世の中のためになることだし。後はAIを活用している店はそれほど多くありません。今はちょっとずつ出てきてるんですけど。それが始まったのがまだ一年か一年半ぐらい前で、その時には全然その店にAI入れるって話はなくて。それだったら、うちらがやろうって話になったっていうのが、お店やろうとした一つの背景ですね。

AI TOKYO LABは、AIに代表される新技術と、小売業を中心とした豊富な実績を活用し、様々な分野における業務課題の抜本解決と、新しい価値の創出に貢献します。

北海道大学を始めとする国内研究機関と連携し、共同研究を行うことでビジネスとアカデミックの両方のアプローチから日々新しいソリューションを開発しています。

ソース: https://aitokyolab.com/

先生じゃなくって、講師になった

—–  小野さんはどうして大学の先生になりませんでしたか。

(笑)私は博士号取得まで大学院に行ったんで、普通はその、アカデミックとか研究室に行くことが多いですけれど。私の元々研究してた内容がコンピューターの研究で、仕事とか社会に近い内容の研究をしてたんですね。例えば、道路とか、バスとか、車の、どうやったらその効率がいい道路を作れるかとか、シミュレーションしたりとかっていう社会、世の中の出来事に近い研究をずっとしてたんですね。なので、研究者としてやってくのもまあいいけども、それよりはここで研究で学んだ知識に基づいて、もっと実際に仕事をすることで役に立てることはあるんじゃないかなっていうふうに思ったっていうのが、その、大学の先生に残らなかった理由ですね。

—–  小野さんはどのような考えで「AI人材育成講座」の講師をしていますか。

そうですね。AIがすごく、日本もそうですし世界中でAIって言葉がすごく流行っていて、みんながAI使いたいと思うようになってきてます。けれども、まだみんな正しい使い方を知らなかったりとか、わかってないっていう人がまだたくさんいると。なので、私は元々そのコンピューターの博士で、AIっていうのに近い研究をずっとしてきから他の人達よりも知識がある状態なので、それをまだわかってない人達に教えることで、AIの理解がどんどん深まって、いろんな人がAI使って世の中を便利もっとして行けるっていうことに少しでも力になれると嬉しいっていう、そういう気持ちで、講師をしています。

小野さんとAIの関係:「機械が何かを勝手にやる」

—– 小野さんはいつ頃からAIに関心をもっていましたか。

AIって言葉を知ったのは、大学に入ってからですけれど、もともとやっぱりコンピューターが好きだし、後はテレビゲームもすごい好きだったから。機械が何かを勝手にやる、機械が自分で動いて人が操作しなくても機械が動くっていうそういうところはすごく、もともと興味があったっていう感じですね。

—– ほとんどの人はAIがとても便利だと思います。 しかし、AIがヒューマニティーやマンパワーにとって危険だと考える人がいます。それについて小野さんはどう思いますか。

そういうときに私がいつも例に出すものとしては、自動車乗りますよね、みなさん。 自動車って便利ですよね。使い方間違えたら人が死んじゃう。でもじゃあ、危ないから車乗るのやめようとはならないじゃないですか。なんかAIもそういう意味では使い方を間違えると、それは人が死ぬぐらいの、危ないものではあることもあると思います。ただ、車と同じで、便利だからそれは使って使わないっていう。そういうことで効率が非常に悪くなるので、多分それでAI使わないよってことは多分ないと思っています。

—– 10年後のAI分野の進展と影響について小野さんはどう思いますか。

十年後は、AIって感じは多分なくなっていきていると思います。私はAIについて、昔の例でいうと、例えば、インターネットとか、スマートフォンとかって出てきた時は、なんでそんな変わった携帯電話使ってるのってみんな思ったんだけど。だけど今も当たり前に使いますよね。誰もがスマートフォン使って、ってことと近いようにAIもなっていると思っています。ただ、スマートフォンって機能としては、その昔のパカパカって携帯電話とそんなに変わらないですよね。昔の携帯電話も写真は取れるし、電話はかけられるし、メールもできるから、やれることってそんなに実は変わってないんですよ。ってなると、AIもすごいいろんな人が当たり前に使うようになるんだけど、そんなに今想像が付かないようなことが出来ている、っていうわけではないと思っています。ただいろんな人が使うようになってスマートフォンみたいにこれがあることで、すごい便利だし、もう手放せないっていうふうに、そういう便利な世の中になってると思っています。

—–  小野さんが今までで一番「大変だったなぁ」と思った経験は何ですか。

その人によって、考えるAIって違うと思うんですよね。この人はこれはAIだと言っても、別の人が見たら、いや、それはAIじゃないっていう。

その中でこう、仕事してると、お客さんはこういうAIが欲しいんだって。だけど我々からするとそんな物は今はとても現実ではできない。なんかドラえもんというか(笑)。それぐらいの物を作るような話をしてたりするんですよ。勝手に何かをして、勝手に動いてだんだん賢くなって、これが全部自動でできるんでしょう、みたいなことを、AIなんかはそれぐらいできるでしょう、って言われたりすることもあります。でも、課題に対して、いやそうじゃないんですよって話しながら、仕事なので当然、何月までに作りますっていう話しで進んでいるので。そういうのやりながら内容も進めて行って、っていうのは結構大変ですね。それができるから、AIアーキテクトっていう仕事でやらせてもらえてるんですが、そういうとこは大変かなと思いますね。

小野さん自身の世界

—– インタビューで、小野さんは「世界に影響を与える何かをしたい」と言っていました。小野さんはどんな世界にしたいと思っていますか。

(笑) そこまでこんなわたし一人の力でできるかは置いといたとして、好き勝手言いますけど、AIとかで、世の中どんどん効率的になって、人の働く量が減っていくと思うんですよ。あまり働かなくてもよくなると思っていて。そうなるともっと人が、自分がやりたいこと、旅行に行きたいっていう人がいたら、旅行に行くってことをもっと楽しめると思うし、行きたい人はそれでいいと思うし。逆に言うと、旅行を楽しませたいっていう人も、その楽しませるというところにもっと、力も時間も使えると思うんですよ。

今って、その、例えば、旅行に行こうと思ったら、その飛行機の予約して、それを飛行機の会社に送ってとか、そういう手続き、人がやらなくてもいいところですごく時間がかかってしまっているから、それを人が出来なくってもよくしたら、この人はもっと旅行楽しめるだろうとか、そういうところにもっと、人の仕事に、やる余力っていうか、余裕が出てくると思って。

そういうふうになっていったら、もっと、人々がお互いに楽しんでいい人生を送れるようなことは、どうやったらできるだろうって、考えるようになっていくんじゃないかなーって。ちょっとそこまでいくと、ほんとかどうかわからないけど (笑) 今は忙しい、忙しい、そんな考えてる時間ないよっていうのは段々なくなってくるから。そういうふうになってくるといいかなと思っています。

インタビューを終えて・・・

Googleで「AI、インタビュー、東京」という言葉を検索したところ、小野さんのインタビューページが最初にヒットしました。このとき、AI TOKYO LABは有名な会社だと思いました。「え! インタビューしたい!」みたいな感じでした。だからインタビューを本当に楽しみにしていました。私はAIに興味を持っているので、小野さんにインタビューができたらいいと思いました。それで、AI TOKYO LABに連絡しました。

インタビューで、小野さんが人に教えたいと言ったとき、私は本当にいいと思いました。製品を作るかわりに、小野さんはAIを勉強したい人のためのコースを作りました。AIについて知りたい人はたくさんいますから、その人にとってはチャンスだと思います。

日本語でインタビューするのは初めてなので、大変でしたが、インタビューはよかったと思います。小野さんが説明を分かりやすくするために例を挙げてくれました。

小野さんにインタビューしたこの機会を決して忘れません。

—– 貴重なお時間とお話をありがとうございました。

—– 読んでいただきありがとうございます。

AI Tokyo LabはAIに興味がある人のためにAI人材育成講座を提供しています。

↓ このリンクから詳細を見ることができます。

    https://aitokyolab.com/education

Angel Lynn Sabater

奥多摩日本語学校の留学生
Qiita: angelsbtr
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